公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

RECRUIT EVENT : SUMMER SCHOOL

産婦人科医との交流を通じ、産婦人科のおもしろさややりがいを知る。

SUMMER SCHOOLサマースクール

REPORT

イベントレポート

第16回産婦人科サマースクール〜産婦人科の未来はキミの手に〜開催報告

開催概要

第16回産婦人科サマースクール〜産婦人科の未来はキミの手に〜
日時 :2022年8月27日(土)12:00〜18:00、28日(日)9:00〜13:00
会場 :千里ライフサイエンスセンタービル5階、6階
参加者:205名
チューター:54名

※当日は十分な感染対策を講じ、開催後に施行した健康調査でCOVID-19のクラスター発生はありませんでした。

[参加者、チューターについて]

全国から募集した医学部5年生・医学部6年生・臨床研修医1年目の合計205名(医学部5年生70名、医学部6年生30名、臨床研修医1年目の105名)にご参加いただきました。
チューターは、全国の若手産婦人科医54名にご参加いただきました。
1班4-5名の参加者に対し1名のチューターという班構成とし、2日間行動を共にしました。

[実習について]

・超音波企画

胎児ファントムでの推定体重測定や、顔貌など指定された断面の描出を参加者に体験してもらいました。担当のチューターリーダーがシミュレーターでより詳細な画像を供覧し理解を深めました。

・分娩企画

分娩介助のデモや分娩シミュレーターを用いた分娩介助を参加者に体験してもらいました。さらにチューターによる切開創胎児娩出トレーナーを用いた帝王切開のシミュレーションを供覧しました。

・Dr.Gyne

婦人科腫瘍、生殖、周産期と幅広い分野の疾患を扱い臨床推論を行いました。全体を通じてストーリー性を持たせ、産婦人科医は女性の一生を診る仕事というメッセージを伝えました。

・腹腔鏡 外科手技

ドライボックスや縫合パッドを用いて、腹腔鏡の手技や縫合の基礎について参加者に体験してもらいました。腹腔鏡ブースでは、チューター対抗のタイムトライアルが開催されるなど、盛り上がりを見せました。

・昼企画

チューターを中心に作成した産婦人科のルーティン動画や、「ギネのつまみになる話」動画を上映した後に、30分間の相談会を行ないました。2日間の締めくくりとして、産婦人科に対する思いや疑問を参加者がチューターに相談し、濃密な時間となりました。

[参加者ポストアンケート結果]

149/205名(72.7%)の参加者から回答を得ました。満足度は、全体的に高い評価を得ることが出来ました。
サマースクールの参加前後で産婦人科への興味、産婦人科医になる可能性について明らかに変化していることがわかりました。実際に生の産婦人科医の声を聞くことで産婦人科に対する具体的なイメージが持てたとする意見が多くありました。現地開催により対面で様々な産婦人科医と交流し、現役産婦人科医の「熱量」を伝えられたのは非常に有益だと考えられました。

サマースクールの満足度

1 物足りなかった
5 満足した

産婦人科への興味

1 全く興味がない
10 とても興味がある

産婦人科医になる可能性について

1 産婦人科にならないと思う
10 産婦人科になると思う

総括

第16回産婦人科サマースクールを3年ぶりに現地開催で行いました。
コロナ禍での開催の為、感染対策を充分に留意して行いました。
参加者の笑顔や驚く顔を多く見ることができ、満足度の非常に高い セミナーができたと考えております。
全国からチューターとして参加していただいた先生方も、情熱を持って、楽しみながら参加者と関わって下さり、参加者の産婦人科への興味がより増したこととと思います。
来年度以降も参加者にとってより産婦人科の魅力が伝わるセミナーを目指して、産婦人科未来委員会・若手委員会一同、企画運営してまいります。どうぞ、ご期待ください!

産婦人科サマースクールワーキンググループ
リーダー:野口将司(長崎大学)
サブリーダー:森山真亜子(鳥取大学)
メンバー:イズデプスキ龍也(昭和大学)、青柳陽子(大分大学)
山本健太(香川大学)、吉村拓馬(慶應大学)、
竹森聖(杏林大学)榎本尚助(三重大学)、
大塚聡代(千葉大学)、良川大晃(北海道大学)