公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

RECRUIT EVENT : SUMMER SCHOOL

産婦人科医との交流を通じ、
産婦人科のおもしろさややりがいを知る。

SUMMER SCHOOLサマースクール

サマースクールとは?

2007年から毎年開催している医学生、初期研修医向けのハンズオンセミナーです。
分娩介助、婦人科内視鏡手術、胎児超音波診断など様々なハンズオンセミナーと、
若手産婦人科医との交流を通じて、産婦人科のおもしろさややりがいを知っていただくことが目的です。

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イベント参加者募集について

第18回産婦人科サマースクール
〜10年後、きっとキミは
この夏を思い出す。〜
 セミナー参加者募集のお知らせ

2024年8月24日(土)・25日(日)に開催される第18回産婦人科サマースクールに参加いただける方を募集いたします。産婦人科サマースクールは医学部5年生・6年生と臨床研修医1年目を対象とし、産婦人科の魅力を知ってもらうことを目的としたハンズオンセミナーです。今年は大阪府のアートホテル大阪ベイタワーで現地開催を予定しています。
分娩介助や超音波実習、腹腔鏡手技や外科手技を、全国から集まった現役の若手産婦人科医が直接指導します。また、実習グループで協力して臨床推論を行うことで、診断から治療までの知識を深めることのできる実習もあります。同じ志をもった全国の仲間や、若手医師と交流し、数年後の自分の姿を具体的にイメージしたり不安を払拭したりするきっかけを提供します。また今年より懇親会を再開し、全国の仲間と交流できる場を設けます。産婦人科について少しでも知ってみたいという気持ちがある方、誰でもご参加可能です。皆様のご参加をお待ちしております。
※開催にあたり、日本産婦人科医会の先生方からの多大なご協力をいただいております。

〇第18回産婦人科サマースクール

開催日時 1日目 2024年8月24日(土)
12時00分~21時00分(懇親会を含む)
2日目 2024年8月25日(日)
8時30分~13時00分
開催場所 アートホテル大阪ベイタワー(大阪府)
※交通手段や、宿泊の手配は各自でお願いしたします。
募集対象 医学部5年生、6年生、臨床研修医1年目
募集人数 250名
内容 実技実習(分娩介助、超音波、腹腔鏡手技、外科手技)、臨床推論、未来相談会、懇親会
参加費 学生10,000円、研修医15,000円
募集期間 2024年6月3日(月)~6月17日(月)
応募状況により募集期間を短縮または延長することがあります。
また、応募多数の場合、地域性などを考慮して選考を行う可能性があります。
応募方法
  • ・下記の応募URLまたはQRコードからログインしてください。
  • 【日本産科婦人科学会会員以外の方】
    「※ 日本産科婦人科学会会員以外の方はこちらからログインしてください」のこちらという赤いボタンを押してください。
    「初めてシステムで申請する」から必要事項を入力してアカウント作成してください。
    (アカウントをお持ちの方は「ログインして申請の確認・支払いをする」にお進みください)
  • 【日本産科婦人科学会会員の方】
    会員番号とパスワードを入れてログインしてください。
  • ・参加募集中のイベント一覧にある「第18回産婦人科サマースクール」の「申請フォームへ」を押します。
    必要事項をすべて入力の上、最後に「登録をする」を押すと参加登録が完了します。
  • ※参加登録後の流れについて
    参加の可否について、募集期間終了後にご本人様宛にメールにてご案内します。
    参加の場合は、期日までにご入金の手続きを行ってください。
    ご入金確認をもって「参加確定」とさせていただきます。
  • ・応募URL:
    https://jsog.members-web.com/reg/events/login
  • ・応募QRコード:

募集チラシのダウンロードはこちらから

REPORT

イベントレポート

第17回 産婦人科サマースクール 開催報告

開催概要

第17回産婦人科サマースクール ~開け、産婦人科へのトビラ。~
日時:2023年8月19日(土)、20日(日)
会場:アートホテル大阪ベイタワー
参加者:258名(5年生100名、6年生35名、研修医123名)
チューター:61名

参加者、チューターについて

全国から応募いただいた医学部5・6年生、臨床研修医1年目の合計258名に参加いただきました。チューターは、全国の若手産婦人科医61名に参加いただきました。1班当たり参加者4-5名、チューター1名の班構成とし、2日間の実習を共にしました。

実習について

・超音波企画

胎児ファントムでの推定体重計測を行いました。実際の体重との誤差がなるべく小さくなるように実習班で協力して推定体重を計測するゲームを行いました。また、3D/4Dエコーにも挑戦し、それぞれのベストショットは記念品としました。シミュレーターでは、動的な画像を供覧・体験することで、超音波検査の楽しさや意義を伝えました。

・分娩企画

実習班に分かれて分娩シミュレーターを用いた正常分娩介助や吸引分娩の実習を行いました。児が娩出されると、どの班でも笑顔と拍手が見られました。また、内診実習と鉗子分娩の解説も並行して行いました。実習の最後には、吸引分娩不成功から緊急帝王切開の流れを事前収録と実演で再現し、分娩の緊張感を伝えました。

・Dr.Gyne

高齢妊娠、子宮頸癌をメインテーマに、遺伝カウンセリングやHPVワクチンの要素も取り入れて臨床推論を行いました。全体にストーリー性を持たせ、女性の一生を診る仕事というメッセージを伝えました。正答にたどり着くべく、実習班内で一問ずつ丁寧に議論を交わしました。正解発表の際はまさに「会場が揺れる」ような盛り上がりをみせました。

・腹腔鏡 外科手技

腹腔鏡実習は2人1組で決められた図形にガーゼを切り抜く実習を行いました。鉗子操作を体験するだけでなく、実臨床における助手の重要性も伝えることができました。外科手技実習では、一人1つの縫合パッドを用いて縫合・結紮の実習を行いました。腹腔鏡実習・外科手技実習ともにタイムトライアルを取り入れ、班の結束力を強めることができました。

・昼企画

産婦人科の実態に関する内容の動画を供覧しながら、会場でパロディ形式の余興を実演しました。相談会では、2日間の実習をともに過ごしたチューターから産婦人科医の生の声を聴くことで、産婦人科医になる未来を想像できる企画となりました。後半は、中堅以上の医師も加わり、より内容を深めました。

参加者アンケート結果

参加後のアンケートの回答率は72.5%でした。満足度4・5が約98%とサマースクール全体の満足度としては高い満足度を得ることができました。また、参加前のアンケート(回答率83.7%)と比較し、産婦人科への興味や将来的に産婦人科医になる可能性は、全体的に高まったという結果を得ることができました。実際に産婦人科医として働くチューターや運営陣の声を聞いたり、生き生きとした様子を見たりすることができたこと、また実習を通じて産婦人科の魅力を体験できたことがこの変化につながったという声が聞かれました。

サマースクールの満足度

1: 物足りなかった
5: 満足した

産婦人科への興味

1 全く興味がない
10 とても興味がある

産婦人科医になる可能性について

1 産婦人科医にならないと思う
10 産婦人科医になると思う

総括

第17回産婦人科サマースクールを現地開催しました。全国から集まったチューターが、知恵を出し合い、工夫を凝らした実習を行いました。当日は参加者の真剣な表情や輝いた笑顔を見ることができ、非常に有意義なセミナーになりました。サマースクールに関わってくださったすべての方々に心から感謝いたします。来年度以降もサマースクールを通じて、より多くの方に産婦人科の魅力を伝えていけるよう、産婦人科未来委員会・若手委員会一同、企画運営してまいります。これからもぜひご期待ください!

運営

主催:日本産科婦人科学会未来委員会
共催:日本産婦人科医会
監修医:増山寿(岡山大)、山上亘(慶應大)、磯部真倫(岐阜大)、永昜洋子(大阪医科薬科大)

ワーキンググループ
リーダー:森山真亜子(鳥取大)
サブリーダー:福井大和(東京大)、嶋村卓人(京都大)
メンバー:北村直也(慈恵医大)、堺洋佑(東京医大)、吉村拓馬(慶應大)、小川紋奈(国立循環器病センター)、廣瀬雅紀(獨協医大)、吉田智昭(埼玉医大)、涌井菜央(大阪大)、丹羽堅太郎(福井大)、入江恭平(岡山大)、村上亨(長崎大)、山下優(京都府立医大)