公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

RECRUIT EVENT : Plus One Project

初期研修医2年目。不安を解消し、未来を描く。

POP2Plus One Project for Postgraduate Year 2 Seminar

REPORT

イベントレポート

第3回 Plus One Project 2(POP2)開催報告1日目

1日目:未来相談会(不安払拭企画) / 実習(分娩・超音波・腹腔鏡・産婦人科救急) / 懇親会

 小グループに分かれアイスブレイク企画で打ち解けた後、「未来相談会」と題した不安払拭企画を行いました。産婦人科の魅力や抱えている不安など、参加者其々が付箋に書き出しグループ内で共有しました。この付箋はカテゴリー分類し模造紙に張り付け、会場に掲示することで全体でも共有しました。
 実習では分娩、超音波、腹腔鏡と例年の3つの分野に加え、今年から取り入れた産婦人科救急分野を、参加者全員がローテートし実習を行いました。

【分娩実習】
 分娩実習では正常分娩の介助手技と吸引分娩を全員が経験しました。オプションブースでは鉗子分娩、妊婦内診(子宮口開大度、児頭下降度等)、婦人科内診(子宮筋腫や卵巣腫瘍)などを多くの研修医が経験し、どのブースも人だかりができていました。指導医もそれぞれ熱く指導し盛り上がりをみせ、赤ちゃんが生まれるたびに歓声が上がりました。

【超音波実習】
 1日目の超音波実習では、胎児推定体重の計測を主に行いました。さらに、4D超音波を用いて胎児の表情を描出したり、推定体重コンテストを行い大いに盛りあがりました。

【腹腔鏡実習】
 1日目の腹腔鏡実習では2名で1つのドライボックスを用いて縫合結紮の手技を学びました。濃厚かつ丁寧な指導を受け、指導の前後で一連の手技にかかる時間を測定したところ、殆どの参加者が時間を短縮することができました。コツの習得と手技の上達を実感できる満足度の高い実習となりました。

【産婦人科救急】
 産婦人科救急実習では、分娩後大出血と妊婦心停止時のシミュレーションを行いました。妊産婦ならではの急変時対応の方法を学ぶとともに、救急の現場におけるチーム医療の重要性も体感する場となりました。

【懇親会】
 日本産科婦人科学会 藤井知行理事長より乾杯のご挨拶を頂きスタートした懇親会では、地域ごとに分かれて参加者と指導医とが楽しく交流しました。地域対抗のクイズコーナーでは、産婦人科にまつわる雑学、病理診断、あいうえお作文などが出題され、会場中が笑顔と感動に包まれる素晴らしい時間となりました。