公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

産婦人科医になったことを後悔した日は一日もない

榎本 悠希Yuki Enomoto

出身地 埼玉県
出身大学 東京医科大学
卒業年 2018年
勤務先 東京大学医学部附属病院
専門分野 女性医学
部活動/趣味 相撲部・ESS部/ 映画鑑賞
いま熱中していること かき氷を食べ歩くこと。
かき氷は通年で楽しめるスイーツです!

「自分もこうなりたい!」と思い、研修医の最後に進路を変えました。

産婦人科に決めたきっかけは? 元々は内科志望で、初期研修も内科プログラムが充実した病院で行いました。しかし、それまで出産を見たことがなかったため「一度は出産を見たい」と思い、外部の病院での産婦人科ローテーションをお願いし、研修医2年目の10月に産婦人科を回りました。そこで出会った先生方が、どの科の先生よりも活き活きと楽しそうに診療をしている姿を目の当たりにし、「自分もこうなりたい!」と思い、研修医の最後に進路を変えました。その時の指導医に「産婦人科医になったことを後悔した日は一日もない」と言われましたが、今の自分はまさにその通りだと思います。

大学院で研究をすることで、より幅広い視点から産婦人科医療を見られるようになりました。

現在の産婦人科生活について 現在は大学院で、女性ヘルスケアに関する研究をしてます。外来業務、当直、手術などで疑問に思っていたことや、満足に治療ができなかったことに対しての答えを出せるように基礎研究を通じて日々奮闘しています。もちろん、研究だけではなく、外来業務をしたり当直をしたり手術をしたりと臨床の現場にも立ち、患者さんの治療にあたっています。大学院で研究をすることで、より幅広い視点から産婦人科医療を見られるようになりました。

産婦人科医になって後悔する日は一日も来ないと思います。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 産婦人科というとお産のイメージが強いかもしれませんが、不妊症、月経困難症、更年期障害、がん診療、手術など幅広く対応します。不妊治療で困っていた患者さんの手術・治療をし、その患者さんが妊娠し、出産に立ち会わせてもらった時の感動は何事にも代えられない喜びがあります。産婦人科医になって後悔する日は一日も来ないと思います。