思春期や老年期まで幅広く女性のサポートに関わる科です

産婦人科に決めたきっかけは？ 小さい頃は体が弱く、毎年入院もしていたことで病院が身近な場所であったこと、父も医師であったことから、漠然と医師を目指したいと思うようになりました。
医学生の頃から「周産期の母体救命」に興味があり、産婦人科にしようか、救急診療科にしようか…と迷っておりましたが、産婦人科→救急診療科に一時転科し、また産婦人科医として活躍している憧れの先輩医師がいたこともあり、「産婦人科でスタートしよう！」と飛び込みました。

現在の産婦人科生活について 日常診療の傍ら、ICLSやALSO、NCPR、PC3等の救命シミュレーションコースのインストラクターとして活動を続けています。
また、母体救命と並行して興味を持っていた分野が「行政分野」です。２年間大学院を休学し、厚労省に出向して不妊治療の保険適用やCOVID-19対応等の施策に関わりました。現在は復学して自身の研究を開始しており、多方向に充実した生活を送っていると感じています。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 産婦人科は妊娠出産のみではなく思春期や老年期まで幅広く女性のサポートに関わる科です。専門科を選択することよりも何十倍もの多くの、そして魅力的な選択を、産婦人科医のキャリアの中でさせてもらっています。
まずは自身の「こんなことがしたい」というビジョンを持っていただくためにも、是非実習や研修に加え、学会主催の体験イベント等に参加してみてください。100人医師がいれば、100通りの（産婦人科のことが大好きで仕方ない先輩方の）生き方があります！