公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

短期目標に囚われず、長い間腰を据えて研鑽を積んでいけます。

森本 恵爾Keiji Morimoto

出身地 東京都
出身大学 東京医科大学
卒業年 平成14年
勤務先 東京慈恵会医科大学附属第三病院
専門分野 周産期、画像診断
部活動/趣味 ワンダーフォーゲル部/DIY、音楽
いま熱中していること 統計解析、動画編集、料理

現医局の諸先輩方の
パワフルさに感動

産婦人科に決めたきっかけは? ストレートに志望を決めた訳でなく、卒業後は放射線科医として働いていました(とても良い経験ができました)。すでに20年ほど前の話ですが、当時は医療情勢やリクルート事情は現在とだいぶ違いました。いつかは臨床医と…目指していました。医療が変化し始めたタイミングであり、一生涯つづけられて内科的なこと外科的な医療が両立し守備範囲が広く、分娩という貴重な瞬間にも携われること、そして、現医局の諸先輩方のパワフルさに感動し、当たって砕けろという気持ちで産婦人科に決めました。

診療以外も毎日が充実して新たな領域への興味も
尽きないです。

現在の産婦人科生活について 現在は主に周産期の仕事をしています。予測できる産科合併症は早期発見に勤め、適切な診療ができるよう心がけています。診療以外では、超緊急帝王切開のシミュレーションを実施したり、渉外業務であったり、毎日が充実しています。プレコンセプションケアなど新たな領域への興味も尽きないです。

迷ったら産婦人科は
如何ですか。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 実は学生時代、産婦人科は結構苦手な科目でした。しかし、知識さえ整理できれば、実臨床はとても楽しく、やりがいがあります。資格やテクニックが偏重されるご時世ですが、妊娠して分娩することや婦人科疾患は大きく変わらないでしょう。産婦人科は、まさに全人的な医療を実施し、倫理が求められる診療科です。短期目標に囚われず、長い間腰を据えて研鑽を積んでいけると思います。迷ったら産婦人科…如何ですか。