公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

産婦人科医になって、それを後悔したことはありません。

川上 穣Minoru Kawakami

出身地福岡県
出身大学九州大学
卒業年平成25年
勤務先九州大学病院
専門分野婦人科腫瘍
部活動/趣味準硬式野球/おしゃべり
いま熱中していること子供(2歳・0歳)を楽しませること

終末期医療に興味があり、まずは癌の治療に携わるつもりで診療科を検討

産婦人科に決めたきっかけは? もともと終末期医療に興味があったため、まずは癌の治療に携わるつもりで診療科を検討していました。5年生の時に部活OBの先生から誘われたご縁で、6年生で一ヶ月産婦人科を回りましたが、診療内容もさることながら、先生方の雰囲気が自分にとって居心地の良いものでした。初期臨床研修医の2年間をお隣の佐賀県で過ごしましたが、医局が異なるその土地でも、産婦人科の先生方の雰囲気が自分に合っていたため、直感的に診療科そのものが肌に合うのではと考えるようになりました。婦人科腫瘍分野から興味を持ちましたが、腫瘍と全く異なる周産期分野が同じ診療科の中に共存しているのも面白いと感じることができたため、産婦人科に進むことを決めました。

大学院で婦人科腫瘍分野の研究を行っています。

現在の産婦人科生活について 産婦人科専門医を取得して約2年間臨床を行った後、大学院に進学し、現在は大学院で婦人科腫瘍分野の研究を行っています。大学院に所属している間は、地域の産婦人科医院や総合病院で外来や当直を行い、産婦人科診療に携わっています。大学院進学後に子供が産まれ、父親になりました。妻の妊娠・出産を経て、自らも育児を経験し、また1つ診療の糧になったような気がします。

ぜひ、たくさん悩んで進路を決めて下さい!

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 産婦人科医になって、それを後悔したことはありません。むしろ、自分には合っていたなと思うことが多いです。これが自分の性質によるものか、はたまた診療科が良いのかは分かりませんが、少し覗いてみる価値は十分にあると思います。

僕自身がいろんな診療科で進路を悩み、選択した経緯があります。ぜひ、たくさん悩んで進路を決めて下さい!