公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

こんなにやりがいのある診療科はない!

小林 まりやMariya Kobayashi

出身地 京都府
出身大学 徳島大学
卒業年 2016年
勤務先 大阪大学産科学婦人科学教室
専門分野 婦人科腫瘍
部活動/趣味 軟式テニス/旅行
いま熱中していること 海外旅行の計画

患者さんと同じ方向を向いて全力で突き進む産婦人科医に心から憧れを抱くように

産婦人科に決めたきっかけは? 「こんなにやりがいのある診療科はない!」と感じたからです。医学部6年生の時、臨床実習の最後が産婦人科でした。それまで自分が産婦人科医になるとは全く思っていなかったのですが、リスクのある妊婦さんの感動的なお産や、若年のがん患者さんの治療など、決して簡単ではないけれど、患者さんと同じ方向を向いて全力で突き進む産婦人科医に心から憧れを抱くようになりました。研修医時代にも同様の経験をし、「私も産婦人科医として頑張りたい!」と決意しました。

臨床現場での課題に研究者として立ち向かう

現在の産婦人科生活について 現在、私は大学院で「子宮頸部小細胞神経内分泌癌の新規治療標的開発」を目指して基礎研究に取り組んでいます。この組織型は子宮頸癌全体の約1%と非常に稀で、予後も不良なため、臨床現場では管理に苦慮することが多いです。基礎研究は思い通りにいかないことも多いですが、このような臨床現場での課題に研究者として立ち向かうことは、アカデミアとして非常にやりがいがあると感じています。また、この研究生活を通して得た知識は、今後臨床医として働く際にも必ず役立つと信じています。

世界の半分は女性。産婦人科医はその女性の一生に関わる、誇りある仕事。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 私の専門は婦人科腫瘍ですが、お産も担当しますし、月経困難症や無月経、不妊症、更年期障害などの相談にも対応しています。「世界の半分は女性。産婦人科医はその女性の一生に関わる、誇りある仕事。」ということを日々実感し、その奥深さを体感しています。大変なこともありますが、それ以上にやりがいを感じています。また、産婦人科には様々なサブスペシャルティがあり、産婦人科に進んだ後もワークライフバランスに合わせて幅広い選択肢があることも魅力的です。
ここまで読んでくださったあなたも、もう産婦人科医の魅力に釘付けなのでは…?