公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

胎内期から老年期まで、やりたい仕事がかならず見つかる

山下 優Suguru Yamashita

出身地京都府
出身大学京都府立医科大学
卒業年平成26年
勤務先京都府立医科大学附属北部医療センター
専門分野産婦人科一般
部活動/趣味弓道、演劇、合唱/料理とお酒
いま熱中していること肴作り

“fetus as a patient”の考え方に感銘を受けた

産婦人科に決めたきっかけは? 産婦人科は未来を救う可能性があると感じた。

もともと「ありがとう」と言われる職に就きたいと思っていたのですが、学生時代に受けた産婦人科の授業で胎児治療の話があり、“fetus as a patient”の考え方に感銘を受けたのがきっかけです。不妊症で悩んでいる女性に、子宮筋腫の治療をして、不妊治療をして、妊婦健診をして、場合により胎児治療もして、元気に生まれてきた子が将来Bigになるかもしれない。そういう医療に携わりたいと考えた時に、私の中で産婦人科しかないと考えるようになりました。

地域の周産期センターへも出向し、後輩への手術指導やオンライン勉強会も。

現在の産婦人科生活について 高齢地域にも標準治療を提供できるよう精進しています

現在京都府北部にある総合医療センターに5人で勤務しています。高齢化率が40%を超える地域ですが、腫瘍から周産期、不妊に至るまで幅広い患者層を診療しています。地域の周産期センターへも出向し、多胎などのハイリスク妊婦への診療も行っています。また、後輩への手術指導やオンライン勉強会も行っており、充実した日々を過ごしています。

1人が2人になる医療は産婦人科しかできません。

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 胎内期から老年期まで、やりたい仕事がかならず見つかる

自分の将来を決めるのに学生6年間、研修医2年間は短すぎるかもしれません。いろいろなことを経験する中で、サマースクールやWOW、POP2は「これだ!」とキラリ光る魅力をお伝えできると思いますので、ぜひ参加してください!1人が2人になる医療は産婦人科しかできません。特殊な診療科かもしれませんが、まずは来てみてその感動を共有しましょう!