公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

Q&A

医学部生・臨床研修医の不安とは?

2023年度サマースクールのアンケート結果より、
産婦人科を専攻する際の不安点について、
参加者が想定している産婦人科の日常と、
チューターの実際の日常を比較しながら
お答えします。

日医総研  日本産科婦人科学会第17回 
産婦人科サマースクール産婦人科医における
医師確保のための調査結果調査報告書より作成

Q1. 産婦人科は医療訴訟のリスクが高い印象がありますが、実際はどうでしょうか?

⇨ 訴訟数は他診療科と比較して
特別多いわけではありません。

医療関係訴訟(地裁)既済件数

平成29年~令和5年医事関係訴訟事件(地裁)の診療科目別既済件数より

医師数ひとりあたりの訴訟数の割合

厚生労働省発表令和2年医師数より

Q2. 産婦人科は勤務時間が長い印象がありますが、実際はどうでしょうか?

①勤務時間について

宿日直を含めた勤務時間は
医学部生・臨床研修医の想定より
長いですが、日本産科婦人科学会全体として、
働き方改革含め、勤務時間短縮に向けた
取り組み
を行っています。

②当直・オンコールについて

当直回数

オンコール回数

当直回数は医学部生・初期研修医の想定よりも
実態は多いですが、いわゆる
「寝当直」も含まれていたりします。
当直明けの業務・タスク解消などを
産婦人科全体で取り組んでいます。

実際の若手産婦人科医の
勤務状況は、
皆様の想定と
くらべていかがでしたでしょうか?

産婦人科では、他職種への
タスクシフトや複数主治医制などの
導入
を進め、
地域性や人員、
施設機能に合わせた
取り組みの導入
を進めています。

日本産婦人科医会ホームページで
産婦人科医師の
働き方改革についての
最新情報を提供しています。

Q3. 実際の産婦人科医師の日常を
知りたいです!

⇨ 是非「DOCTOR‘s VOICE」を
ご覧ください!

日本産科婦人科学会若手委員会のHP、「産婦人科医への扉」内にある、「DOCTOR’s VOICE」では、歴代の若手委員、未来委員をはじめとした産婦人科医の、産婦人科を選んだ理由・専門とする領域の紹介や現在の生活が記されています。
是非とも他のページも閲覧してみてください!!