公益社団法人 日本産科婦人科学会 産婦人科医への扉 −君の力が未来になる−

MEMBER’s VOICE

ベテラン・若手産婦人科医の声

産婦人科志望のきっかけは女性ヘルスケアでした。

丸田 佳奈Kana Maruta

出身地 北海道
出身大学 日本大学
卒業年 平成22年
勤務先
専門分野 産婦人科一般
部活動/趣味 ダンス部、演劇部/旅行、ジャズダンス
いま熱中していること 仕事で各地を飛び回っています

中学生の時に、数年
産婦人科に通院した事が
興味をもったきっかけです

産婦人科に決めたきっかけは? 中学生の時に、過度なダイエットがきっかけで無月経になり、数年産婦人科に通院した事が興味をもったきっかけです。研修で色んな科を知れば志望も変わるかも、と思っていましたが、ぶれることはありませんでした。医学生時代からよくして下さった、面倒見のよい上司の影響も大きかったと思います。

週の半分を有床診療所に
勤務、残りの半分は
メディア等での発信の活動

現在の産婦人科生活について 真面目に臨床や研究に取り組まれている先生方に失礼な話なのですが、週の半分を有床診療所に勤務し、残りの半分はメディア等での発信の活動をしています。医院では、外来診療や分娩、手術など幅広くやらせてもらっています。産婦人科志望のきっかけは女性ヘルスケアでしたが、医師になってからは周産期医療にもっともやりがいを感じています。私のようなイレギュラーな働き方を許してくれる今までの上司や同年代の先生方にはとても感謝です。自身の妊娠・出産をきっかけに、周産期母子医療センターを一旦退きましたが、将来的にはまた戻りたいと思っています。

なる前から諦めず、まずは産婦人科の扉を叩いてみてはいかがでしょうか

学生・研修医のみなさんへのメッセージ 私のような働き方は他の先生に迷惑がかかることもあるでしょうから、声を大にしては言えないのですが・・・産婦人科でも柔軟な働き方ができるんだなぁ、とポジティブに受け止めて頂けたら嬉しいです。後輩の意見を聞いていると「産婦人科医にはなりたいけれど、生活や育児と両立できなさそうだから諦めようと思います。」という女子医学生や研修医が多いように感じます。育児や家事と両立しながら活躍する産婦人科の女医さんはとても多いです。男性医師を否定するわけではありませんが、実際の臨床では、女性だから、出産経験があるからこそ、患者さんに寄り添えることも多いのではないかと感じます。なる前から諦めないで、まずは産婦人科の扉を叩いてみてはいかがでしょうか。いざとなったらいつでも科は変えられますしね(笑)